ぷよぷよは研究が進み、多くの定型が開発されました。GTRとか弥生時代とかそういうやつです。多くの初心者はぷよぷよ初心者を脱しようと考えた時に、それらの定型を組めるようになろうとします。しかし、たとえGTRが組めるようになったとしても、
『折り返しの上をどうすればいいのかわからない』
『連鎖尾の作り方が分からない』
『置き場所が分からなくてゴミが出まくる』
など、実力が足りない為に多くの問題が起こります。
そこで、ここでは連鎖構築の地力を上げられそうな感じの話をしていきます。
まず地力とはなんぞや?という感じですが、とりあえずここでは『練習したことない形をそれっぽく組める』とかそういうふわっとした雰囲気でおっけーです。
2連鎖が組めない人でもわかるよう丁寧に丁寧に進めていきますので、ご安心ください。
Q.1 四個消しの一連鎖、いくつの形を思い浮かべられますか?
まずここからです。あなたはいくつ思い浮かびますか?
答えは19種です。
ぷよは四連結で消えるので、基本的に消える時の形はこれらのうちのどれかを狙うのが望ましいです。
何故かというと、たとえば四連鎖の一連鎖目で八連結させるのと、すべて四連結の五連鎖では2640点と4840点となり、五連鎖の方が点数は高くなります。
最後の連鎖を八連結にしたり、二色同時消しにする事で火力は向上しますが、それでも点数は五連鎖の方が上です(3960点と3800点になります)
詳しくはぷよぷよの点数計算式をぐぐってください。
Q.2 あと1つぷよを増やせば消える形、いくつ思い浮かびますか?
三連結ではなく、1つ増やすことで消える形です。
答えは22種です。
一応これらは全てエディター上でワンクリックして一つぷよを置くことで四連結にすることはできますが、実際はこの中の五つは上からぷよを一つ落下させるだけでは四連結にすることはできません。
上から一つぷよを落としても、この五つの形は四連結にはなりません。今回の記事ではこの三つのぷよを使った形は土台ぷよとして利用する目的で使うので、今は申し訳ないのですがこの五つは見なかったことにするか忘れてください。
土台ぷよとはなんぞや?と疑問に思った人はぐぐってください。
消える形(四連結の形)、消える直前の形(あと一つ増やせば四連結になる形)が全てわかったところで、次は連鎖の伸ばし方を考えてみましょう。
連鎖は、大雑把に分けて『左』『右』『下』の三方向に進むことが出来ます。
最初に置くぷよの下はフィールドの端なので、ここから進むことが出来るのは必然的に左右のどちらかになります。
とりあえず、4列目に1つの赤ぷよを置いてみます。
さて、ここから22種類(今回は先ほどの五種を除いた17種類)ある連鎖直前の形から、適当に何か選びます。
今回は左右反転したL字にしてみましょう。
ここから左右の方向を決めていきます。左から右に連鎖が進むようにしようと思います。
説明をしやすくするために、ここでは連鎖の始まる左側を『折り返し側』、連鎖の終わる右側を『連鎖尾側』と呼びます。
ここから折り返し側に連鎖を伸ばしていく(通称:頭伸ばし)時は、まずL字の左側に赤ぷよを上から1つ落とすことで作れる四連結を一つ選びます。左側というのはこの場合、左から数えて二列目か三列目で大丈夫です。今回は三列目に一つ赤ぷよを落として正方形を作ることにします。
1連鎖を作るならこれでいいのですが、連鎖を伸ばすならまだ赤ぷよを落としてはいけません。三列目に赤ぷよを落とす前に、別の色のぷよをその列に落とします。青ぷよを置いてみましょう。
そして、19種類ある4連結の形から適当に一つ選んで青ぷよを4連結にしましょう。左に伸ばすので、増やす青ぷよは出来れば今ある青ぷよよりも左側の一列目や二列目に置きたいです。今回はSのような形を選んでみます。
では、先程置きたかった赤ぷよを、先程と同じように3列目にそのまま落としましょう。
二連鎖が出来上がりました。
折り返し側を伸ばす際は、三連結の形から折り返し側に赤ぷよを落とすことで作れる1連鎖を思い浮かべて、その赤ぷよを落とす前に別の色のぷよを先に落とすことでぷよを分離して1連鎖として消えないようにしましょう。そうすれば先に落とした青ぷよを4連結にして消すことで、赤へ連鎖が繋がります。
今度は連鎖尾側を伸ばします。連鎖尾側を伸ばす際は、L字の連鎖尾側(右側)の上に別の色のぷよを置きます。この場合は四列目で大丈夫です。
ここから赤が消えると、緑が下に落ちます。
この赤が消えた後の緑が四連結になるように、今ある緑よりも右側に緑ぷよを置きます。今度は上下逆のT字になるように置いてみます。
では、赤が消える前の形に戻して、緑ぷよを1つと3つに分離しましょう
二連鎖が出来上がりました。
連鎖尾側を伸ばす際は、三連結の形の連鎖尾側に別の色のぷよを落とし、赤が消えたあとに四連結の形になるように先程ぷよを落とした列よりも右側にぷよを増やしましょう。
さっき作った折り返し側に伸ばした二連鎖と、連鎖尾側に伸ばした二連鎖を合わせてみます。
三連鎖になりました。
今回はどちらも先に赤ぷよの上に別の色のぷよを置きましたが、先に赤ぷよの横に置いても構いません。
この場合も、折り返し側の青は先程と同じく赤が四連結になる形を想像した上で、赤を落とす前にその列を青で塞ぐように青を四連結にして赤をその列に置き、連鎖尾側は今ある緑で作れる三連結を一つ選んで、その形から作れるような四連結になる形を想像して、赤の段差を利用して分離するような形を考えてみましょう(段差を利用して分離するということは、この場合は四列目に緑は必ず置かなければならないということが理解できるとよいです)
こんかいのまとめ
・全ての連鎖は、まず『19種の四連結の形のうち、今置かれているぷよを利用して作れる形』を頭の中で思い浮かべる必要があります。そして、『22種(のうちの17種)の三連結の形のうち、思い浮かべた四連結から一つぷよが足りないことで作れる形』を脳内で探し、『その一つのぷよを足す前に別の色のぷよを使って一つと三つに分離させる』ことで左右への連鎖が増えていきます。
・これは逆の順序でも可能で、先に『22種(のうちの17主)の三連結の形のうち、今置かれているぷよを利用して作れる形』を思い浮かべてから、『19種の四連結の形のうち、思い浮かべた三連結から一つぷよを足すことで作れる形』を脳内で探してもおっけーです。
・先程の緑ぷよの連鎖尾のように、上から落とすぷよを先に置いてから形を考える場合は、『その一つ前の連鎖(今回の場合は赤)が消えてぷよが落下したあとの位置で作れる四連結の形』を考えてください。
そして一番大事なのは、上記三つのどの作り方でも連鎖を伸ばしていくには『前の連鎖に使われる別の色のぷよによって、一つと三つにぷよが分離されている』必要があります。
この考え方だけではまだ実際のゲームでは組めませんが、これが基礎です。まずここから始めましょう。
次の記事では、『連鎖の向きを途中で変える方法』を書く予定です。
2018年5月30日22:58 一部訂正
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