
ルールエディットには懸念点があった。
通ルール用のAIを公式に移植できなくなることだ。
エディットなら2個消しや6個消しが使える。
でも通ルールの有名なAIは4個消しを前提とした
AABBの四角置きや模範土台などのリストを参考に動く。
1つのぷよに3つ繋がると絶対消えることを利用して
計算時間を縮めているものもある。
AIがエラーを吐かないように移植したとしても、
4個消しに合わせた土台の上にn個消しで連鎖を組んで
火力が伸びないといったことが予想される。
このようなことが起きないように、
手動で5〜6個消しや2〜3個消しのデータを
すべて算出させるには調査費がかなり嵩むだろう。
正確な良型リストが作れることも保証できない。
ところが、ぷよスポになって僅かな変化が生じた。
ルールエディットの幅が少しずつ狭まっているのだ。
もし修正点が叩かれることなくうまく馴染んで、
4個消しモードが違和感なく我々に定着すれば
人間積みAIを用いたCOM対戦が導入できるはずだ。
プロと上層部が連携を始めてくれたので、
可能になり次第、本格導入が始まる可能性は高い。
もし人間積みAIが導入されたらどうなるだろう?
従来の公式AIとは全く違う積み方を持つ我々のような
生身のプレイヤーでも、少し格下の人間AIを見つけて
似た積み方でのスパーリングが可能になるのだ。
プレイヤーの勝率が指定した値になるように
人間積みAIが紛れ込む時代も来るかもしれない。
連戦では向こうの強さを活かす方策が便利だが、
野良なら勝率が6〜8割の相手とあたる方が
心理面にも練習面にも、集客にも都合がいい。
次回更新は1月15日。
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